FP1級取得への道⑩
こんにちは。元バンカーのメガネたぬきです。
遂に実技試験本番の2022年2月19日(日)となりました。
私はきんざいの実技試験に申し込みをしました。
実技試験は、日にち毎に会場も異なり、出題される試験問題も変わります。
試験は、同日中に午前の回と、午後の回で実施されます。
私は午前の回で、10時10分に指定の会場に集合と指示されていました。
当日は、しっかり眠れたこともあり、スッキリした寝覚めであったことを覚えています。
これは、友人から勧められて2週間前から継続的に飲み始めた「ヤクルト1000」の効果も一部あると個人的には思っております。
「ヤクルト1000」は、ヤクルトレディから購入する方法以外にコンビニエンスストアや自動販売機などでも入手できます。
私は、「ヤクルト1000」を継続して飲むことで、はっき
りと睡眠の質が良くなった、しっかり寝られるようになったと自覚しています。
教えてくれた友人には感謝しています。
・・・話が脱線してしまいました。
午前7時に目覚め良く起床した後、軽い朝食をとり、身支度を整え、家を出ました。
会場には集合時間の30分前に到着しました。
既に私と同じくFP1級実技試験を受験するのであろう人たちが、赤本(FP技能検定1級実技対策問題集(資産相談業務)第八版)と睨めっこをしていたり、手作りの試験対策ノートを一心不乱に読んでいたりしていました。
日曜日というのに1つの建物に年齢、性別バラバラのスーツ姿の人達がいる光景というのは、一種異様さを感じさせました。
もちろん、私もそれに加担しているのですが。
FP1級取得への道⑨
こんにちは。元バンカーのメガネたぬきです。
前回、FP1級学科試験を合格したことの記事を投稿してから1年経過して、随分と間が空いてしまいました。
自由気ままに書いているので、このまま何もしないでおくことでも良かったのですが、やはりタイトルを「FP1級取得への道」としている以上、完結させたいという思いが勝って、再びこのブログに戻ってきました。
今日は、久しぶりの投稿ということで短くなりますが、実技試験本番までに私が取り組んだことを書きます。
前回の記事では、きんざいから出版されている「FP提案力の強化書」と「FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集第八版」を購入し、それらに目を通していったことを書きました。
しかしながら、そのような態度で日々を過ごしていると、次のような不安に駆られました。仕事の忙しさにかまけて、何の気なしにただ読んでいては、自身の力が本番で十分に発揮できたとしても、合格を勝ち取れるだけの水準に至っているとは言えないのではないかと。
実技試験を申し込んだのが11月中旬でしたが、あっという間に1月が経過したこともあるかもしれません。
そこで、まず「FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集第八版」を徹底的に読み込み、解答を覚えるくらい、頭に叩き込むこととしました。
続いて、FP1級合格者の方々のYouTubeやブログ等を観たり、読んだりして、傾向と対策を練りました。
年末年始の休暇は、どうしてもFP1級実技試験のことが頭から離れませんでしたので、一層のこと不安をなくすまで勉強をすることにしようと頭を切り替えて、夜寝る前まで、ひたすら過去問を何度も何度も繰り返し解いていたように思います。
それが功を奏したのか、年が明けて、FP1級実技試験の受験票が届く頃には、精神的には随分と落ち着いていました。
相応にアウトプットの質を上げる為には、それを支える圧倒的な量の知識習得の努力が必要であることを認識できた頃でもありました。
1カ月後に控える本番までは、健康管理への比重を高めつつ、適度に気分転換をしながら、学習を続けていました。
【ココナラでサービス提供始めました】
FP1級取得への道⑧
こんにちは。元バンカーのメガネたぬきです。
2021年10月25日にFP1級学科試験の合格発表がありました。
学科試験の結果は、「合格」でした。
点数は、141点/200点でした。
内訳は、Aライフプラン・リスク26点/50点、B金融資産運用36点/38点、Cタックスプランニング27点/38点、D不動産21点/36点、E相続・事業承継31点/38点です。
Aライフプラン・リスクの分野における獲得した点数が、予想を下回っていたことについては、少し残念でした。
しかしながら、合計点で7割を超えていたので、自分なりには良しとしました。
これまでの頑張りが報われたと胸をなでおろしました。
次は、実技試験です。
実技試験を無事合格すれば、1級ファイナンシャル・プランニング技能士を名乗ることができるようになります。
学科試験合格を知った直後は、実技試験合格率は毎年80%を超えていること、試験は来年2月の実施ということもあること等から、多少勉強から離れて、休みたいという気持ちがありました。
一方で、一度休んでしまうと中だるみが発生し、身に着けた知識や勉強に向かう為の気力や集中力が失われることが懸念されました。
そこで、学科試験が終わった直後に購入した2冊の書籍をまずはそれぞれ読了することを実技試験の対策としました。
書籍は、一つは、きんざいから出版されている「FP提案力の強化書」です。この本は、FP実務で遭遇することが多い事例から稀な事例までQ&A方式で解説されており、非常にわかりやすく、理解が進みます。実務知識の基礎固めにはとても良い本だと思います。
もう一つは、これもきんざいから出版されている「FP技能検定1級実技(資産相談業務)対策問題集第八版」です。過去3年分の実技試験問題について、Q&A形式で解説されています。実技試験問題の模範解答例を知るには、出版本ではこの本しか実質ないので、この本を買わないで実技試験勉強をするという選択肢はないと考えます。
この本を読むことで、試験問題(主に相続・事業承継分野と不動産分野)の傾向と祖霊に対応する模範解答について知ることができます。
気持ちを切らさないことを目的に2冊の書籍を何ともなしに読んでいました。
しかしながら、11月11日にFP1級実技試験の申し込みをし、25,000円の受験料の支払いも行った時を境として、絶対に合格しなければならないと気持ちを新たにして、真剣に試験勉強を開始することにしました
FP1級取得への道⑦
こんにちは。元バンカーのメガネたぬきです。
前回は、FP1級学科試験までの勉強の進め方を記載しました。
今回は、FP1級学科試験当日のことを書きます。
数カ月FP1級のテキストや問題集を見ない日はなかったというくらいにFP1級の試験勉強にどっぷりと浸かってきた私ですが、遂にFP1級学科試験日当日9月12日(日)を迎えました。
FP2級試験日の時は、緊張感はなかったのですが、FP1級試験は全くの別でした。
起床してから、緊張感が加速度的に高まっていくのを感じていました。
おそらく、FP2級試験の際は、不合格ということはあり得ないという妙な自信があった一方で、FP1級試験に関しては、それがなかったからかもしれません。
模擬試験では合格水準に達していましたが、あくまで模擬試験ですので、本番はどうなるかわかりません。
また、完璧というほどには、問題集をやり尽くしたと胸を張っていえないことも挙げられます。
そして、これが一番緊張感を高めていた理由ですが、高い費用をかけて資格学校を利用した以上、これで合格以外の結果はあり得ないと自分で自分を追い詰めていました。
私は、普段から朝食はとったり、とらなかったりするのですが、試験当日は、少しでも脳に栄養分を回そうと軽い食事をとりました。
FP1級学科試験の集合時間は9時40分。基礎編は10時~12時30分まで。応用編は13時半~16時までです。
試験会場には集合時間の20~30分前には到着しました。
私が受験した試験会場は、1フロアが広く、大きく、相当人数を収容できる規模でした。
コロナ禍ということもあり、長机の両端に受験者の席は指定されていました。
受験者の女性、男性比率は、おおよそ4:6。
年齢層は40代前後が一番多かったような印象です。
私は、自分の割り当てられた席に着席するなり、森永製菓の「大粒ラムネ」を口に入れました。
ブドウ糖90%配合のこのお菓子は、集中力を高める効果があり、受験生に人気と以前ニュースで観たことがありました。
それがきっかけで、私も学習期間中に大量に購入し、何度もお世話になりました。
大粒ラムネに集中力を高める効果があるかどうかの真偽は別にして、気持ちの上で、集中力が高まっていると思えることだけでも、私の場合、有益でした。
これから、150分間の試験を2回受ける必要があるので、脳を疲れさせず、パワーを維持させることは、大事な点です。
集合時間の時刻である試験開始20分前となり、試験官から注意事項が説明されます。
このあたりはFP2級試験の時と変わりありません。
私は、半分聞いていて聞いていないような状態でした。
顔を下に向けて、薄目を開けた状態で、腹式呼吸をしていました。
これを行うと、余計な雑念がその時は吹き飛び、頭が冴え、集中力が徐々に高まっていく気配を感じます。
一定時間を行った後は、さっぱりとした気持ちとなります。
そうこうしているうちに、試験1分前となりました。
目を開けて、腕時計を邪魔にならない場所に置き、消しゴムとシャープペンシルを取りやすい配置にセットして、開始の合図を
待ちます。
FP1級取得への道⑥
こんにちは。元バンカーのメガネたぬきです。
前回は、FP1級学科試験合格を目指して、大手資格学校TACのWEB通信講座を受講することに決めた経緯を記載しました。
今回は、私が試験本番に向けてどのような学習を行ったのかを書きたいと思います。
私が受講したTACのWEB通信講座は、「1級本科生」というコースで、全16回の基本講義と全4回の総まとめ講義(基礎編2回+応用編2回)に加えて1回の模擬試験がついてきました。
教材は、基本講義に合格テキスト6冊と合格トレーニング1冊を使用します。これはTAC出版から出ているものと同じものです。
総まとめ講義は、別途配送される総まとめテキストを使用します。これは市販されていません。
そして、基本講義中に自己採点方式で取り組む添削
問題と試験本番直前に学習の総まとめとしての模擬試験1回分が入手できます。
総まとめテキストは、試験で出題されやすい語句や数字を穴埋め式で覚えさせるような作りになっており、暗記するのに役立ちました。
特に、応用編の問題についても過去問を分析して、網羅的にカバーされており、試験直前の追い込み時期にはかなり重宝しました。
何度も繰り返し問題を解き、ボロボロになるまで活用しました。
1級基本講義は、大手資格学校TACならではといってよいような、合格に必要な知識を厳選して抽出し、短期合格する為のノウハウを得られる内容となっています。
講義は、2021年6月29日から始まり凡そ8月半ばにかけて順次配信されました。
総まとめ講義は、8月半ば~8月末にかけて配信されました。
問題演習を行いながら、本試験での得点に直接つながる解放テクニックが学べるものです。
模擬試験は、TACオリジナル予想問題で学習の総仕上げを行う為に取り組みます。
自己採点形式ですが、本試験で重要な時間配分を考える良い練習になりました。
なお、この模擬試験は、TAC出版で販売されている「あてる直前予想模試FP1級」とは異なる問題となります。
上記以外のWEB通信講座の特典としては、講義や問題集を解いていて、わからないことがあれば、講師への質問ができること、教室受講でなくても、TAC校舎の自習室を使用できることなどが挙げられます。
さて、ひと通り、TACのWEB通信講座のことを説明しました。
ここからは、9月12日(日)のFP1級学科試験本番までにどのようなスケジュールで勉強を進めたのかを書きます。
FP1級取得への道⑤
こんにちは。元バンカーのメガネたぬきです。
今回は、FP2級試験後~FP1級試験に向けた勉強方法を決めるまでのことを書きたいと思います。
日本FP協会のFP2級試験解答速報をみて、合格に自信を持った私は、目標のFP1級取得に向けてすぐに動き出しました。
1級FP技能士の資格を取得するための条件は、実技試験を合格することのみです。
実技試験は、きんざいで6月、10月、2月実施の年3回、日本FP協会で9月実施の年1回の合計年4回実施されます。
きんざいの実技試験は、面接形式で、12分間の口述試験を2回実施します。
200点満点で120点を得られれば、合格となります。
過去平均合格率は80%台です。
一方、日本FP協会で実施されます実技試験の形式は、学科試験と同じく記述式のペーパー試験であり、設問は2題で、100点満点中60点を得られれば、合格となります。
過去平均合格率は90%台です。
なお、実技試験の受験資格は、いくつかのルートのうちから1つを選択して、取得を目指すことになります。
1級FP技能士実技試験を受験する方法としては、FP1級学科試験ルートとAFP/CFP保持者ルート、きんざいの「FP養成コース」修了者で、1年以上の実務経験を積むルートの3つがあります。
もう少し詳しく説明します。
【FP1級学科試験ルート】
- 2級FP技能検定合格者で1年以上のFP実務経験を有する者
- 5年以上のFP実務経験を有するもの
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者
上記要件に該当した人が、1級FP技能士学科試験を受験できます。
FP1級の学科試験の実施団体は、金融財政研究会(きんざい)のみとなります。
日本FP協会は試験を実施していませんので、注意してください。
学科試験に合格すれば、実技試験の受験者資格を得ることができます。
ただし、有効期限があり、「学科合格日の翌々年度末(3月)」となっています。
実技試験を受験し、無事に合格できれば、1級FP技能士の資格取得となります。
【AFP・CFP保持者ルート】
- AFP登録者
- 日本FP協会が認めた大学で所定の単位を取得した者
上記要件に該当した人が、CFPの資格審査試験6科目すべてに合格すれば実技試験の受験者資格が得られます。(ただし、有効期限があり、「6科目に合格した日の翌々年度末」まで)または、CFP資格審査試験合格者が、CFPエントリー研修を受け、3年間の実務経験要件の充足・日本FP協会登録により、CFPとして認定されていれば、実技試験の受験者資格を得ることができます。
FP試験ルートと同じように、このルートでも、実技試験を受験し、無事に合格できれば、晴れて、1級FP技能士を名乗ることができます。
【きんざいFP養成コースルート】
- 一般社団法人金融財政事情研究会のFP養成コース修了者で、1年以上の実務経験を有する者
きんざいのサイトをみると、きんざいにはFP養成コースがあり、これを修了したうえで、1年以上実務経験を積めば、実技試験受験資格を得られるようです。
実技試験の受験資格を得る為の選択肢をまとめると以下の通りです。
- CFP試験に合格するかCFPに認定されること。
- FP1級学科試験に合格すること
- きんざいのFP養成課程を修了し、FP業務の実務経験を1年以上積むこと
私は、自然とFP1級学科試験ルート1択となりました。最短でFP1級の取得を目指していることとAFPを取得していないことから、消去法で、そのルートしかなかったとも言えます。
ルートが決まれば、後はその道をまっすぐ進み、合格の頂を目指すのみです。
次回のFP1級試験日は2021年9月12日(日)。
この試験に狙いを定めて、勉強を開始することにしました。
まず、FP2級試験受験と同じように独学で勉強するか、それとも資格学校に通うか、この点で悩みました。おおむね
インターネットでFP1級合格者の方のブログや資格解説サイトなどをみると、FP1級学科試験に要する勉強時間は概ね500~600時間と記載されていました。
これは、人の学習スピード、理解度や記憶の定着などに依拠する部分が大きいので、私は参考程度の情報として受け取りました。
しかし一方で、FP2級試験と比較すれば、FP1級試験は格段に問われる知識の量、扱う情報が増えることは市販テキストなどを見て、明らかでした。
書店でさらっと立ち読みしただけですが、頭がクラクラしたのを覚えています。
正直、1回目の試験で一発合格できるかどうか、時間的に不安なところがありました。
独学で行うのであれば、FP2級試験でお世話になったTAC出版の「みんなが欲しかった!FPの教科書」シリーズを使うことを真っ先に思い浮かべましたが、FP1級試験対策用のテキストとすることはやめました。
理由としては、同シリーズは、確かにわかりやすいのですが、他のFP1級対策本と比較して網羅性は低いと判断しました。
学習範囲がそれほど広くない3級、2級までであれば、テキスト、問題集として使用することに異論ありませんが、FP1級となると、やや頼りなさを感じてしまいました。
これはあくまで私の感想ですので、「みんなが欲しかった!」シリーズのみでFP1級学科試験を合格した方がいれば、別の意見もあるかと思います。
「みんなが欲しかった!」シリーズを取り扱うTAC出版で他のテキストはないかと探してみると、「スッキリわかる FP技能士」シリーズと「合格テキストFP技能士1級」シリーズがありました。
どちらも「みんなが欲しかった!」シリーズと比較して、取り扱う情報量は多く、解説もそれほど難解には感じませんでした。
特に「合格テキストFP技能士1級」シリーズのテキストは、資格学校TACのFP講座で実際に使用しているテキストという点に魅力を感じてしまいました。
長年の過去試験問題の出題傾向を分析し、膨大な試験範囲の中から頻出論点や重要論点を抜き出して効率よく学習できるのではないかという期待もありました。
他に選択肢として考えていたのが、試験実施団体であるきんざいから出版されているテキスト「合格ターゲット1級FP技能士」です。
出題元のきんざいが作っているテキストだけあって、質、量ともに申し分ないですが、内容が難解で、色合いも地味など、学術書を読んでいるような気持になってしまい、これから使い続けることを考慮して、私は避けてしまいました。
上記の結果、TAC出版のテキストを使うことに絞られてくるのですが、TACは資格学校ということもあり、その講義が気になってきました。
調べてみると、受講形式には2種類あって、教室受講の通学形式と通信受講形式としてDVD受講とWEB通信受講があります。
TACのサイトでFP講座のサンプル動画を視聴しましたが、これがとてもわかりやすく良かったです。
また、教室受講、通信受講どちらの受講生であっても最寄りのTAC校舎の自習室を利用できるのも魅力的でした。
受講したいと強く思いました。
今思えば、TACのマーケティングにうまく引っかかったのだなと思うのですが、これから試験を受ける身としては心強い味方を得た気がしました。
すっかりTACのFP講座に惹かれ、受講したいという意欲がどんどん高まっていくことを感じました。
気になるお値段ですが、DVD受講形式が一番高かったかと思いますが(これはディスク代としての別途費用がかかっているのでしょうか)、どの形式を選んでも、受講料は、テキスト、問題集などを含めて10万円を軽く超える出費が必要となりました。
懐具合に余裕がある人は良いですが、私にとっては大きな金額です。
当初は独学を優先して考えていたこともあり、悩みました。
しかし、最短で1級FP技能士に合格するという目標を掲げた以上、効率よく効果的に勉強をすることを選択することにしました。
仕事をしながらですと、どうしても資格勉強のための時間が限られてくるので、無駄な時間の使い方をすることを避けたいという思いがありました。
また、大金を費やす以上、背水の陣の心持で、何としてでもFP1級学科試験に合格しなくてはならないというモチベーション向上にも寄与するものと考えました。
そうして、TACのFP1級講座(1級本科生)をWEB通信受講の形式で、受講することとなりました。
2022年5月23日(日)にFP2級試験を受験した2日後には、TACから受講生の証明である会員証が送られてきました。
しかしながら、WEB通信の第1回目の配信日は6月29日(火)と1カ月先、テキストの送付日は配信日の1週間前の予定となっていました。
正直、「何故、もっと早くに講座が開始されないんだ」とか「ただでさえ難関のFP1級試験なのに、テキストも送らず、1カ月間も放置するのか」など、不安感からTACに対する怒りに似たような気持ちも湧いてきました。
今こうして記事を書いていますと、我ながら本当に自分勝手ですよね。
FP2級テキストを読み替えしながら、復習の日々を過ごしていましたが、配信日については、仕方ないにしても、テキストだけは先に送ってもらえないかどうか、一度TACと交渉してみようと思い、連絡しました。
結果としては、最寄りの校舎で在庫があれば、直接受け取りにいくことを条件に入手できるとの回答をもらうことができました。
顧客の要望に柔軟に対応してくれたTACには大変感謝しました。
6月7日(月)に仕事帰りに最寄りのTAC校舎へ寄り、TACのロゴが入った大きな紙袋に合格テキスト6冊と問題集である合格トレーニング1冊を入れてもらいました。
ずっしりと重い紙袋を運ぶのに苦労しながらも、FP1級試験用の勉強ができていない状況から脱することができるという焦燥感が薄まったため、帰路は気持ちが軽く楽しいものでした。
ようやくここからFP1級試験合格に向けて全力で取り組めると気持ちを新たにしました。
FP1級取得への道④
こんにちは。元バンカーのメガネたぬきです。
2021年5月23日(日)にFP2級試験が実施されました。
私が試験を申し込んだ先は、日本FP協会。
過去の試験結果をみると、きんざい主催の試験よりも日本FP協会主催の試験の方が、合格率が高いことが理由です。
試験当日は、7時に起床しました。
本来であれば、朝ご飯をしっかり食べるべきなのでしょうが、元々私は、朝食を食べたり、食べなかったりするので、意識して朝食を食べることが体調を崩すことにつながる可能性を危惧しました。結局、飲み物だけ口して、家を出ました。
試験会場には、9時半前に到着しました。
集合時間は9時40分、10時開始の学科試験の20分前になります。
私が受験した試験会場は比較的大きく、受験者数も多かったです。
会場入り口から指定教室までの移動の際に周囲の受験者を見ましたところ、男女比でいえば6:4、年齢では20代~30代が多い印象でした。
私が案内された教室では、30代~40代の男性が多かったです。コロナ禍での試験ということもあり、空席もいくつか見受けられました。
贅沢にも机一卓を1人で使えましたので、マスクを着用しながらの受験というデメリットをカバーする程、この点はとてもありがたかったです。
資格試験あるあるですが、自分の指定席前後左右の受験者が小さなうめき声を出したり、ため息をついたり、身体を揺らしたりすること等があった場合、どうしても集中力が乱され、自分のペースが崩れがちになります。
試験監督からの注意事項が終わると、試験問j題の冊子(黄緑色)が配られます。
試験開始時刻の10時までは、少し待機時間がありますが、私は目を瞑って集中力を研ぎ澄ませていました。
そして、時刻は10時になりました。学科試験の開始です。
試験管の「始め」の号令で、教室の空気が動きます。
問題冊子をめくる音、解答用紙に何かしら文字を書き込んでいる音、一気に音が溢れ出るような感覚でした。
私は、慌てず、まずは解答用紙に自分の氏名を記入しました。
そして、ゆっくり問題文を見ていきます。
問題数は全部で60問。
得意分野から解き、苦手な分野は時間をかけて解くという人もいるでしょうが、私は、
マークシートがずれるのが嫌なので、1問目から順番に解いていきました。
解いている間は、集中していました。4択から1問正解の選択肢を選ぶわけですが、4つの選択肢全ての正誤判定ができずとも、自信を持って問題の正答を選べる問題もあり、
ペース良く解き進めることができたと思います。
難易度的には、過去問と同程度、予想問題集の問題よりもやや易しく感じました。
試験開始から60分経過すると退席可能となります。試験監督からその旨を告げられると、複数人が立って、退席していきます。
私は、予想問題集や過去問を解いて、自分の解答に要する時間が80分~90分はかかっていたので、これらの人達の後に退席する人が続々と出ても、特段慌てず、自分のペースで問題を解いていました。
1時間半程で問題を全て解き終わりました後は、見直しを行いました。試験終了10分前までは離席可能ですが、私は、余った30分間の時間を解答の見直しやマークのずれのチェック等にあてましたので、結局試験終了の12時まで部屋に残っていました。
試験監督が受験生の解答用紙を回収し、枚数のチェックを終えたら、解散となります。
学科試験には十分な手ごたえを感じていました。
次に受験する実技試験の開始時間は13時半でした。
会場近くは学科試験を終えたばかりの受験生で溢れかえっていました。
私は、コロナ禍ということや次の実技試験に向けた最終準備の為、できるだけ周りに人がいない場所で過ごすことに決めていました。
また、昼ご飯を食べるには比較的時間の余裕がありましたが、私は試験会場近くにあるコンビニエンストアでおにぎりとパンを買って、食べるだけにしておきました。
あまり食べ過ぎると脳の働きが鈍くなることを恐れてのことです。
実技試験に向けた最終準備については、間違いやすい数字や用語等を復習していました。
実技試験開始30分前に学科試験を受験した部屋に戻り待機。再び試験管から注意事項を聞きます。
試験10分前位には問題冊子(オレンジ色)が配られ、13時半開始の試験管の号令があるまで席で瞑想して待ちます。
13時半の時刻になると同時に解答用紙に氏名を記入し、問題冊子をめくります。
実技試験時間は90分と学科試験の120分より短く、解答はマークシートにマークをするのではなく、計算問題の答えを書いたり、4択や複数の選択肢から正解の選択肢を記述したりする形式となります。
90分の時間設定に対し、問題数は40問です。1問あたりにかけられる時間は、学科試験よりも多いと思われますが、実際計算問題もあるので、そんなに余裕はありません。
試験終了の10分前までは離席可能ですが、私は、見直しの時間も要しましたので、実技試験も結局最後まで離席することなく部屋に残っていました。
実技試験についても、合格基準には達しているとの確信はありました。
試験終了時間の15時となった後、試験監督の解答用紙の回収及び枚数チェックを待ち、解散の言葉が出て、漸く会場を跡にすることができました。
家までの帰路については、絶対的とは言わないまでも、合格基準には達しているであろう自信があったので、晴れやかな気分でありました。
帰宅後、日本FP協会HP上で解答速報が掲載されているので、自己採点をしてみました。
結果、学科試験57点/60点、実技試験の方については、配点がわからないので正確な点数はわかりませんでしたが、正答数からみて、合格基準の60点以上は確保できている
ことが判断できました。
1月から継続して勉強してきたので、ここで少しホッと安心することができました。しかし、同時に休んでいられないと新たに気持ちを引き締め直すことにもなりました。
私の目標はあくまでFP1級の取得であり、2級は通過点に過ぎないからです。
FP1級最速取得に向けて今後の勉強方法をどうするか考えることにしました。