とあるFP1級中小企業診断士のブログ

1級FP技能士と中小企業診断士の資格を保有する元バンカーです。

FP1級取得への道③

こんにちは。元バンカーのメガネたぬきです。

日本FP協会主催の試験を受験することに決めた後、私は、5月23日の試験日に向けた勉強の計画を立てました。

 

試験は約4か月半後。

逆算して、4月末までにFP2級の問題集を5周できればよし、5月に入ってからは、

試験予想問題集を1周をすることと全体の復習を行うということを考えてました。

大まかに全体の方針を立てた後、まずは、テキストを読み進めることに決めました。

 

最初は入門編のFP3級のテキストから読み始めました。

学習の範囲は、Aライフプランニングと資金計画(年金分野含む)、Bリスクマネジメント(保険分野)、C金融資産運用、Dタックスプランニング、E不動産、F相続・事業承継の6分野となります。

範囲は広いですが、年金や税金等、日常私たちが生活する中で身近なものが取り扱われており、「みんなが欲しかった!」シリーズは、かわいいイラストが豊富で、平易な言葉でわかりやすい説明でしたので、楽しく学ぶこがとできました。

テキストは頭から読み進めるのではなく、関心があったり、既に仕事等で知見がある分野から始めました。

私の場合は、元金融機関職員でしたので、次の順番でした。①C金融資産運用、②E不動産、③F相続・事業承継、④Bリスクマネジメント(保険分野)、⑤Dタックスプランニング、⑥Aライフプランニングと資金計画(年金分野含む)。

保険やタックスプランニング等、まだ知識が少ない分野も多く、勉強をしているというよりは、ビジネス書を読み進めるような感覚で、1冊を読み終わりました。

430ページ超のページ数がありましたが、読み終えるまでの期間は1週間程。実感としては、これなら楽勝で試験合格できるなというものでした。

 

FP3級のテキストは1周で十分理解したと、意気軒昂にすぐさまFP2級のテキストに取り掛かりました。

FP2級のテキストは、FP3級テキストより更に厚みを増して、500ページを超えました。内容も3級と比較してより広く、深くなります。

読み進める順番は、FP3級と同じでした。テキストを読み進めてすぐに2級を正直舐めていたという反省しました。

数字や用語は覚えることが格段に増え、しかも似たような数字や紛らわしい用語が多い。これは真剣に取り組まないと合格に手が届かないと焦りに近い感情が生まれました。

当初は、テキストを1周してから問題集に取り掛かるプランでしたが、それを変更。テキスト1分野を読み終えたら問題集を解くことにしました。

 

案の定、テキストを1回読んだだけでは、知識は定着しておらず、不正解の問題が続出しました。テキストと問題集を1周するのに1ヵ月を要しました。

これを踏まえて、テキストを1周してから、後は問題集をひたすら解くという計画も変更し、再度テキストを今度は頭から読み直ししました。同時に問題集も解き進めました。2週目は3週間程度で完了しました。

 

ここからは、ひたすら問題集を解き進めました。3周目になると、よく間違う問題に傾向がること、苦手な分野というものがわかります。

私の場合は、年金分野と保険分野がそうでした。

年金分野は、在職老齢年金の減額調整であったり、保険分野は、長期平準定期保険の保険料の処理であったり、単純に数字や用語だけを覚えるだけでは限界がありました。

問題文を読み、正誤を適切に判断する為には、きちんと制度の目的や背景を理解することが重要でした。

その為に、官公庁であったり、制度を優しく説明している税理士やFPの方々のブログや保険会社や不動産会社等のHPにアクセスしたりして、正しい理解の下、知識と知識をつなげる作業に努めました。

 

こうして、問題集を4周する頃には、不正解の問題もほぼなくなっていました。時期的には5月のGWの週になっていました。

希望としては、問題集を5周はしたかったのですが、思う通りにはいきませんでした。しかし、単に試験を合格するということではなく、日常生活、仕事で活かせる生きた知識を身につけることができたと思っています。

なお、学科は4択で実技も複数の選択肢から正しいものを選択する形式でしたので、学科の問題を正答できる力があれば、実技の問題も難なくこなせると私は思います。

 

試験直前には、TAC出版の「2021年5月試験をあてるTAC直前予想FP技能士2級」を購入し、取り組みました。

学科全3回、実技(日本FP協会)1回は全て合格基準の6割を超えていました。

点数は、学科①44点/60点、学科②47点/60点、学科③47点/60点、実技84点/100点でした。

試験までには、直前回の過去問を解いた他、問題集、予想問題集で間違った問題の復習をしました。なお、過去問についても合格基準は達していました。

 

試験前日の5月22日(土)は、無理に勉強をすることはせず、間違いやすい問題を見直した位でした。

ここまで勉強してきたことを信じて、心身を休ませることを重視しました。

そして、遂に試験当日5月23日(日)を迎えました。

 

FP1級取得への道②

こんにちは。元バンカーのメガネたぬきです。

前回の投稿で、独学で2級ファイナンシャル・プランニング技能士合格を目指すこと
にしたと書きました。
今回は、私が試験本番までにどのように取り組んだのかを記載したいと思います。

まず、FP2級の受験資格を調べました。
受験資格のないFP3級と違い、FP2級には以下の要件に該当しなければ、
受験できません。


1.    AFP認定研修を終了していること
2.    FP3級に合格していること
3.    2年以上のFP業務の実務経験があること
    
1のAFP認定研修とは何か。
まず、AFPとはアフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナーの略で、
日本FP協会が認定する民間のFP資格です。
そして、AFP認定研修とは、FPに必要な倫理・コンプライアンス
ライフプランや金融、保険など6つの専門分野にわたる知識を体系的に
学習できるように構成された日本FP協会認定の研修講座です(日本FP協会HP引用)。

FPという資格は、国家資格の「FP技能士1~3級」と民間資格の「AFP・CFP」
の2種類があり、FP2級とAFP、FP1級とCFPが概ね同レベルとなります。
試験を主催する金融財政事業研究会(きんざい)と日本FP協会との間で、FP2級を
取得している人は、AFPも取得できるようにする仕組みが構築されています。
AFPの受験資格は、1.FP2級に合格していること、2.AFP認定研修を終了していること
の両方を満たす必要がありますので、順番としては、まずAFP認定研修を受けて、
FP2級受験資格を満たしたうえで、FP2級試験を合格医、AFP試験を合格するという流れになります。
なお、FP2級の受験自体は、きんざいと日本FP協会のどちらからでもできます。
試験日は共に同じで、1月、5月、9月の年3回実施されます。

私は、FP3級を取得していませんでしたし、AFPも持っていませんでしたので、
3の資格要件で、2021年5月23日の試験に申し込みました。

試験の申込先は、迷いましたが、日本FP協会にしました。
理由としては、日本FP協会主催のFP2級試験の方が、きんざい主催のものよりも
学科と実技試験どちらも合格率が高い為です。
どちらで受験しても、取得した国家資格の2級FP技能士としての価値は変わりません。

日本FP協会ときんざい主催の試験について、学科試験は同じ内容のものとなりますが、
実技試験の内容は異なります。

どちらの団体も共通の問題が出題される学科試験は、マークシート形式で、全60問、
4拓一答の解凍形式で、試験時間は120分です。

日本FP協会の実技試験は、「資産設計提案業務」1種類のみ、きんざいは「個人資産相談業務」、「生保顧客資産相談業務」、「損保顧客資産相談業務」、「中小企業主資産相談業務」の4種類から選択する必要があります。
また、出題数も日本FP協会の方がきんざいよりも多く、1問あたりの得点配分が小さく
なるため、リスクヘッジ効果は高いです。

こうして、日本FP協会が主催する試験での受験を決めた後、私がどのように勉強をしたのかは次回に記載します。

FP1級取得への道①

こんにちは。元バンカーのメガネたぬきです。

始めたばかりのこのブログ。

何から書こうか色々悩みましたが、つい最近取得したばかりの

1級ファイナンシャル・プランニング技能士のことについて書こう

と決めました。

記憶も鮮明でありますし、これから取得を目指す方にも読んで参考

になるかもしれないと思いました。

 

まず、なぜ私が1級ファイナンシャル・プランニング技能士の取得を

目指したのか。

それは、中小企業診断士としての自分の専門性をより高め、自分の強み

を強みと他者に訴えられる能力の裏付けとなる資格が欲しかったからに

他なりません。

経済産業省のHPの情報によると、平成31年4月1日現在、約27,000人の

中小企業診断士が登録されており、試験への受験者数は右肩上がりです。

今後も中小企業診断士取得者は増えていく一方でしょう。

そのような中で、自分のブランディング構築、他者との差別化を図らなければ

ならないという焦りもありました。

 

私は、新卒で金融機関に入社しました。

中堅・中小企業を相手に資金繰りの支援のみならず、経営相談全般に対応して

きました。

新規創業支援や企業再建、時には事業承継や事業計画策定のお手伝い等も経験

しました。

これらの実務で得た経験は確かに私の糧となり、言葉や実技で説明・証明する

ことはできますが、資格でそれを裏付けられれば、初めて会う方にもより納得

してもらえるのではないかと考えました。

 

そして、2021年1月新年を迎えるにあたり、1級ファイナンシャル・プランニング

技能士を取得するという目標を設定しました。

銀行員時代は、法人がクライアントであり、個人の顧客相手の仕事はありません

でした。

強いて言えば、法人経営者に対して資産承継をアドバイスする程度です。

このような背景もあり、専門性をより高められ、私の職歴との親和性があること、

法人だけでなく、今後、個人を相手に課題解決支援を可能とすることも期待できる

等の思いも湧き、取り組みを始めました。

 

まずは、独学でFP2級合格を目指すことにしました。

早速、アマゾンのレビューで比較的評判の良かった「みんなが欲しかった!FPの

教科書2級・AFP」、「みんなが欲しかった!FPの問題集2級・AFP」をアマゾンで

購入することにしました。

少し考えて、基礎的知識がないので、FP2級だけでなく入門編であるFP3級の

テキストと問題集も必要になるかもしれないと念のため購入しました。

届いた本を見ると、予想外に厚い。しかし、内容は面白そう。

新たな挑戦へのわくわくもありました。

千里の道も一歩から。塵も積もれば山となる。自分自身との闘いが始まりました。

初めまして

本ブログをご覧いただいております皆様、初めまして。

元バンカーのメガネたぬきと申します。

私は、大阪府出身で1級ファイナンシャル・プランニング技能士中小企業診断士

の資格を保有する元バンカーです。

 
中小企業診断士の方は、無事に1度目の更新を終え、2度目の更新が
近づいてきております。
今回、私は、2度目の更新を目前に控えて、何か新しいことに挑戦
してみたいと思い、ブログの開設を決意いたしました。
 
偶然にもこのブログをお読みいただきました読者の皆様にとって、
何かしら読んで良かったと思えるものを残したいとも思っております。
 
気ままに自由に投稿するつもりです。
ご覧いただく方には、温かく見守っていただけますと幸いです。