とあるFP1級中小企業診断士のブログ

1級FP技能士と中小企業診断士の資格を保有する元バンカーです。

FP1級取得への道②

こんにちは。元バンカーのメガネたぬきです。

前回の投稿で、独学で2級ファイナンシャル・プランニング技能士合格を目指すこと
にしたと書きました。
今回は、私が試験本番までにどのように取り組んだのかを記載したいと思います。

まず、FP2級の受験資格を調べました。
受験資格のないFP3級と違い、FP2級には以下の要件に該当しなければ、
受験できません。


1.    AFP認定研修を終了していること
2.    FP3級に合格していること
3.    2年以上のFP業務の実務経験があること
    
1のAFP認定研修とは何か。
まず、AFPとはアフィリエイテッド・ファイナンシャルプランナーの略で、
日本FP協会が認定する民間のFP資格です。
そして、AFP認定研修とは、FPに必要な倫理・コンプライアンス
ライフプランや金融、保険など6つの専門分野にわたる知識を体系的に
学習できるように構成された日本FP協会認定の研修講座です(日本FP協会HP引用)。

FPという資格は、国家資格の「FP技能士1~3級」と民間資格の「AFP・CFP」
の2種類があり、FP2級とAFP、FP1級とCFPが概ね同レベルとなります。
試験を主催する金融財政事業研究会(きんざい)と日本FP協会との間で、FP2級を
取得している人は、AFPも取得できるようにする仕組みが構築されています。
AFPの受験資格は、1.FP2級に合格していること、2.AFP認定研修を終了していること
の両方を満たす必要がありますので、順番としては、まずAFP認定研修を受けて、
FP2級受験資格を満たしたうえで、FP2級試験を合格医、AFP試験を合格するという流れになります。
なお、FP2級の受験自体は、きんざいと日本FP協会のどちらからでもできます。
試験日は共に同じで、1月、5月、9月の年3回実施されます。

私は、FP3級を取得していませんでしたし、AFPも持っていませんでしたので、
3の資格要件で、2021年5月23日の試験に申し込みました。

試験の申込先は、迷いましたが、日本FP協会にしました。
理由としては、日本FP協会主催のFP2級試験の方が、きんざい主催のものよりも
学科と実技試験どちらも合格率が高い為です。
どちらで受験しても、取得した国家資格の2級FP技能士としての価値は変わりません。

日本FP協会ときんざい主催の試験について、学科試験は同じ内容のものとなりますが、
実技試験の内容は異なります。

どちらの団体も共通の問題が出題される学科試験は、マークシート形式で、全60問、
4拓一答の解凍形式で、試験時間は120分です。

日本FP協会の実技試験は、「資産設計提案業務」1種類のみ、きんざいは「個人資産相談業務」、「生保顧客資産相談業務」、「損保顧客資産相談業務」、「中小企業主資産相談業務」の4種類から選択する必要があります。
また、出題数も日本FP協会の方がきんざいよりも多く、1問あたりの得点配分が小さく
なるため、リスクヘッジ効果は高いです。

こうして、日本FP協会が主催する試験での受験を決めた後、私がどのように勉強をしたのかは次回に記載します。